○5年目を迎えた「加賀の紅茶」着実に増産
平成21年10月に加賀の紅茶が誕生、平成22年~現在で、『加賀の紅茶』のブランド化を積極的に進めてきた。この間、加賀の紅茶の製品量は、平成21年 約40㎏、平成22年 約80㎏、平成23年 約280㎏、平成24年 約190㎏、そして今年は6月に100㎏(初夏の紅茶:一番茶)、8月・9月収穫で350㎏(秋の紅茶:2・3番茶) 計450㎏となっている。
〇来年は1トン(製品量)
現在、加賀の紅茶は、静岡県の丸子紅茶で製茶を行い、茶葉を摘採(てきさい)した後、すぐに静岡まで冷蔵車で運搬し製茶行っている。来年3月頃に打越(うちこし)製茶農業協同組合製茶工場で製茶専用機の設置が完了する。稼働すれば、生産効率が上がり生産量増となる。また、今までの運搬移動時間がなくなる為、品質の劣化が防げ、今より更に品質が安定し、上質な紅茶仕上げることができる。
〇『秋の紅茶』の特徴
「秋の紅茶」は「穏やかな味と香り」で「濃厚な味わい」に仕上がっている。
○北陸新幹線開業に向けて
平成27年春の開業に向けて、様々な業界団体や事業者がウエルカム企画を取り組んでいる。「加賀の紅茶」も新幹線開業までには増産体制に入っており、ウエルカムティーとして観光関係業界への普及と拡大を狙う。
○お茶小売専門店に変化
加賀の紅茶に取り組んだことで、お茶専門店にも変化が現れている。加賀の紅茶の特徴をお客様に伝えるために、紅茶づくりの研修を受講する店や、茶を独自で加賀・能登に栽培する店も出てきた。加賀の紅茶づくりをきっかけに、お茶専門への来店客の増加、取引先の拡大など、其々の店舗で活路を見出すことができている。