石川県のほうじ茶は茶の茎を焙煎したほうじ茶で金沢で生まれ古くから親しまれており「棒茶」または「番茶」と呼ばれています。
茎茶(棒茶)を焙じた(ほうじた)もので、石川県で親しまれており、金沢が発祥地と言われています。
一般的には焙じ茶は2番茶3番茶等の茶葉を焙煎しますが、金沢では一番茶を用いることが多く香りも豊かで味も格別です。
『加賀茶業の流れ(米沢喜六 著)』によれば、明治35年頃に金沢市の林屋新兵衛が棒茶を開発し、その後、普及したといわれています。
県内数十社がそれぞれ独自の方法で棒茶を自家焙煎し、その味を高め合っています。
焙煎された芳ばしい香りと、自然な甘味をおびたさわやかな味がその特徴です。
石川県では県内で焙煎された棒茶について、使用原材料・品質基準・食品添加物を使用していないこと等の品質基準・表示基準・製造管理基準等の認証基準(農安第1751号、平成19年10月22日)を設け、【石川県ふるさと食品認証食品】として登録しています。
【参考文献 棒茶(炒り茶)の香気成分について 石川県工業試験場】
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